大晦日ガキの使い「笑ってはいけない大脱獄24時」が笑えない理由

今年からブログとか書くつもりです。

今年も視聴率好調だった、大晦日ガキの使い「笑ってはいけない○○24時」
ますます人気の出る一方で、イマイチあの番組に消化不良感を抱いてしまう方も多いのではと思います。
おこがましくも「面白くない!」なんて言っちゃう声もちょこちょこ聞きます。

その理由って何だろうなーって考えたんですが、やっぱり
意外な芸能人が出てきても、その意外さはテレビの向こうにはそんなに伝わらない
これに尽きるのではと思います。

演者側からすると、次はどんな人が出てくるの、という状況で、変装したELTの伊藤くんが出てくるとそれだけでものすごく面白いのだろうけど、
視聴者側からすると、芸能人は全員雲の上のような存在だし、どんな大物が出てきてもギャラとかわからないし、そもそも芸能人ってみんなテレビでしか会わない(そしてテレビでは会う)存在でしかありません。

なので土屋アンナが出てきても、演者としては「まさかこの人がこの状況でバラエティに…」「まさかこの番組に…」っていう驚きがすごいのだろうけど
視聴者としては普段ドラマとかで見る人が、違うジャンルだけど同じテレビの画面に映っているだけなので、別にそこまで面白く思えません。

現実で目の前にマツコデラックスが出てきたら意外性も面白さも抜群ですが、テレビの中にマツコが出てきても、ある意味それは日常と変わりません。


実生活の飲み会とかで、普段おとなしい人が突然キャラに合わず暴れだしたりすると、他人が傍から見ていても全然面白くありませんが、そいつのキャラクターをよく知っているそのグループのメンバーにはめちゃくちゃ面白かったりします。
それと似ていて、「まさかあの人が…」っていう意外性が、テレビの向こう側とこちら側(少なくとも私は)でそこまで共有できていないのだと思います。

だから私の中で最終的に印象的に残ったのは、山崎と蝶野のくだりのように毎年おなじみの場面であったりしました。

あと、毎回ラストでスペシャルのクライマックス感を出すための演出かとは思いますが、「驚いてはいけない」というルールのもと、火薬とか大量に使って派手に走り回りますが、お笑いファンとしてはこんな演出するぐらいなら、最後30分間ダウンタウン二人だけのハガキトークでもしてほしいというのが本音です。


だからまあ、この番組の楽しみ方としては、レギュラーガキの使いのような、数少ない「ダウンタウンの本気のコンテンツ」としてではなく、他の年末特番と同様、「たくさんのタレントが年の瀬にわいわい騒ぐ番組」としてが正解なのでしょう。
そこにお笑いファンが求めているものとに乖離があり、「ガキ使おもんない」的な意見につながってしまうのだと思います。

まあぐだぐだ文句言ってる割に、きっと次回も見ちゃうと思いますけどね。


こちらからは以上です。